舞 さん
のうた一覧
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朝焼けも心和ます温もりに北の国にも春彼岸かな
令和二年三月十九日
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新しき春靴おろしいざ会社良きことあると思わせる朝
令和二年三月三十一日
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バッケらの若さみどりの萌えいでる北の国にも晴明のころ
令和二年四月五日
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冬寒き日を越してこそ桜木の花は咲くとや老いひと語る
令和二年四月六日
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おちこちの陰にウィルス暗き世をせめて陽気に自粛するとも
令和二年四月九日
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ウイルスも非常事態宣言も幼さ子ら無心に遊ぶ声のうつくし
令和二年四月十七日
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顔を想うも苦し名こそ秘すこの身うつつに消えぬこの間は
令和二年四月三十日
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星の名を幾つか覚え ひと の名も知りては秘する少年のころ
令和二年五月八日
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札幌にやや洒落た名のよく似合う冷たい風に咲くライラック
令和二年五月十八日
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密やかな伝説の地にも五月晴れ沙流川望む義経のやしろ
令和二年五月二十三日
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木洩れ日は柔らかに揺れ前をゆく妻の背にふる雪降るように
令和二年五月二十七日
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朽ちてゆく藤の花房ゆらゆらと揺らし吹く風空の果てから
令和二年六月三日
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ホトトギス 声もあらなく ひと房...
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髪あげし女のうなじ白あやめ咲くにも似たる佳き立ち姿
令和二年六月十一日
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見上げれば朝風うまし北の国空日高みに夏の香の吹く
令和二年六月十六日
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朝の日の光りを歩めランドセル負う君たちよその笑みと共
令和二年六月二十九日
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苦酒に生きくる憂さを浮かべては旨しと呑める背を丸めつつ
令和二年七月九日
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不可思議を召喚したる魔法陣やや似たるかも大阪メトロ
令和二年七月十一日
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不可思議の 大阪なにわ きたミナ...
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蝉時雨吾れも鳴きたやいく日か生きてた証しそれがなるなら
令和二年七月十二日
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KEN様、弥栄成就様 ありがと...
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枯れ果てたいち葉ほどの軽さかな風のころがす蝉の亡き骸
令和二年七月十三日
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重ねきた時を数うかこれからの時を数うかこの一里塚
令和二年七月十八日
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