御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
茂作
誘はれて君と連れなむ草枕 あと幾度の夢かとぞ問ふ
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萱斎院
みづくくるからくれなゐにいこふるに 浮き寝の鴨を波なゆらせそ
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秋日好
木星の明るさを知る三日月に添いてくすまぬ蒼き夕暮れ
12
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茂作
寒空の赤き柿の實哀しかな 喰ふ鳥も無くひとつ殘れり
14
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横井 信
珈琲の湯気でぼやける本の文字しずかにひとり真夜中の部屋
14
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うすべに
業平のセピアの森の落ち葉踏む 山ゆく人の澄んだ鈴音
6
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恣翁
暁の川の浅瀬に 月の女児は ひとりぼっちで踊ってるとふ
12
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aiko
友訃報ビートルズ聞きふと涙おもかげ浮かべふと手を合わす
5
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河のほとり
苦しさを仮の宿りになほ添へて惜しきものこそ数増さりゆけ
7
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河のほとり
立ちかへり祈るこの世に波風もしるしありてや今日はのどけき
5
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河のほとり
ともし火のゆかしくもあるかさ夜中にまたわび人の宿のありやと
6
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朝比奈
ふと人の足音にもや聞きまごう風の問い来る軒の囁き
11
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葛城
日短くなるに従い入浴の時間は長くなりてゆくかな
7
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名鈴
風を甚み 入りたる紅葉 一文字の 文あらませば うれしからまし
11
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うすべに
玄関で 清めの塩を振ればふと笑顔浮かんで声つまらせる
7
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ななかまど
鈴懸の冬の陽あびて並べるは師走の街の祈りにも似て
13
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紫草
ポケットに手をいれたまま見上げいるもみじ一本緋色の嵐
9
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芳立
うつし世を彩るものよ花ひとつ咲かせぬ樹にも朝の光は
7
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ひげじぃ
一枚を残して寒し古暦、三十一文字の日々を消しつつ
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舞
枯れ柴を焚く香の幽か山の間のひと影もなき竹林の奥
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