御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
ながさき
しんしんと 本腰入れて 落ちてきた なだれのように 降りそそぐ雪
9
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ななかまど
色のない桜並木を消すように雪ふりしきる春への想い
9
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横井 信
雪の舞う年のはじめの三日月を夜空に浮かべ泣く冬の窓
11
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うすべに
舞いそびれ 白いひとひらさざんかの池のおもてに音もなく散る
11
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河のほとり
身にそはぬ心やいづこ眺むれば空と海との果てもなきかな
7
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横井 信
ヒヨドリの朝陽に遊ぶ正月のひかりを浴びて色づくみかん
10
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うすべに
くちびるの色を宝珠にさしだして ふくよかに追う慈悲のまなざし
10
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河のほとり
はるかなる港に人の待つとしもなけれど海ぞながめられける
5
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KEN
指先に 蒼の狼 燈るかも むらぎもの息 手に吹く夜道
11
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うすべに
いくとせも人の祈りに磨かれた 仏にしみいる声明のこえ
14
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恣翁
大股に歩く寒き夜 石畳鳴らして響く 高き下駄の音
18
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へし切
忍び寄る 六波の気配に迷ひつつ 皆が集ひて祝ふ初春
12
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舞
母のひく橇に乗せらる幼な子の紅いホッペの愉しげにゆれ
13
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灰色猫
晴れ晴れと元日明けの畑へと雪大根を引きにゆく朝
13
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秋日好
新春のワルツを聞けばとりどりの部屋いっぱいの薔薇を欲す
9
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横井 信
靴ひもをぎゅっと結んでお社へそっと踏み出す今年の一歩
12
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茂作
初日の出孫が發句を唱へれば 下の句探す良き新年初め
12
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草木藍
よき年や陽射し誘われジョウビタキ庭に来たりて梅の枝揺らす
10
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灰色猫
おみくじにあつまるひとがそれぞれの花咲く枝へ印を結ぶ
8
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河のほとり
山里はまだ寒けれど枝々にかかれる雪を花とこそ見れ
8
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