青き銀椀のお気に入りの歌一覧
横井 信
それそれの街に降り積む月あかりそっと集めるささいな暮らし
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艸介
内よりも涼しき外に吹き渡る風に響くは松虫なりけり
5
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うすべに
焼く残暑 一息ついて眺めれば 愛宕の空に熱い夕焼け
8
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KEN
法師蝉 上枝下枝に 百萬遍 無縁佛の 供養の七日
11
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滝川昌之
夕立は粗熱を削ぎ水滴の残る網戸が招く涼風
17
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みをつくし
旅籠宿主なき部屋眺むれば セピア消え果つ長谷川一夫
20
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ななかまど
軒下にことわりもなくスズメバチ巣ふくらみて木星のごと
9
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おじい
ぬばたまの 夜目見開きて 螢戀ふ 吾はも杜の 梟ならむ
8
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舞
晩酌は夏の終わりの雨音と古今集など酒の肴に
7
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名鈴
萎ゆる草 雨を賜へと 鳴神に 額突きたれど 雲率て去につ
10
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び わ
宝蔵院の阿巖の槍が襲いくるギャッーと床に武蔵平然
3
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片井俊二
花柄の嬰児の靴の片方が歩道の端で途方に暮れて
6
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千野鶴子
確実に今日の夕日は秋だった雨の降り方はまだ夏なのに
4
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横井 信
昨日よりひかり増してく上弦の月に照らされ虫の合奏
12
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夕夏
なんちゅうかせかいせいはをくわだてたくにことごとくざせつをせりな
4
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夕夏
かながきにはかんじはいらないとてもうたいにかんじこめてとうぜん
1
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水紫
休みの日出かけないけどおしゃれする自分の気持ちあがる気がして
6
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可不可
頁めくる 翼はばたく 行間や余白の旅は 本を閉ぢても
9
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うすべに
夕暮れに空耳かなと夏祭り 遠く花火の音なつかしむ
8
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荒野のペンギン
青空に 沸き立つような 雲白く 思い出の無い 夏が過ぎゆく
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