橘のお気に入りの歌一覧
葛城
夜をこめて庭木の小枝ざわめかす風の音に見る雪のまぼろし
14
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音弥
材質も重さも違う十字架を各々背負いて行くが人生
17
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朝比奈
在りし日の息吹も寄する納めらる悲運の将の太刀耀よいぬ
14
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波端
半月の際にひかりをいただきてたつアペニンの山脈しづか
9
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へし切
かさこそと 枯れ葉は風とたわむれて 寒けし冬の便りなるらむ
13
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名鈴
あぢさはふ 夜昼知らず 何見るも 君うち偲ぶ 縁こそなれ
18
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名鈴
川淀に 遊ぶ鴨らの 常よりも 睦ましく見ゆ 夫の居ぬ冬
20
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名鈴
曇り夜の たどきも知らず 言い掛けし 言の葉闇に 消え静まれり
23
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朝比奈
冬薔薇ちいさき朱赤のくちびるの乙女にも似て可憐なるかな
10
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名鈴
旅居する 夫が消息 はつかにも 聞かせよ空を 渡る鳥ども
20
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桃山
裏起毛スキニーだけでは心配でタイツまで履きちょっとそこまで
10
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葛城
暖房と味噌汁の湯気に目覚めする冷えも厳しき朝の食卓
15
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朝比奈
帰り花日毎に咲きし花園の夢覚めざるに胡蝶かえらず
14
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音弥
時間でも日でも週でも月でもなく年単位での終息を待つ
12
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音弥
生きの良い物と聞けども形と色どうにも食えぬ冬の生牡蠣
11
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朝比奈
冷え勝る日毎に深みくれないの炎にも似し満天星の色
14
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朝比奈
眺めれば黄に紅に絶えず降る散華の如き桜もみじ葉
11
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朝比奈
街角のイルミネーション星屑を散じるが如く夜を煌めかせ
12
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音弥
実が生るはいつの事やらアボガドの芽を嬉し気に管理する嫁
13
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へし切
巷間に 灯りの花の咲き初めて 十一月暮れて もう冬隣り
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