名鈴のお気に入りの歌一覧
音弥
浴室に柑橘の匂い立ち込めて柚子は主役と湯船で色めく
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ひげじぃ
年の瀬のさざめく街の人ごみにイルミ鏤ばむ瞳みつけり
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桃山
窓越しに瞬く色もとりどりのツリーの光り穏やかな慰撫
16
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葛城
冬空を迎え仰ぎて佇むはいっそ美し針葉樹の森
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舞
羨ましくも吹雪の道を乳飲み子の母のみ胸に抱かれてゆく
14
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茂作
いとほしや嬰兒に添ふ母のごと 老婆は冬菜を飽かず見つめる
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KEN
風に尚 夕星家の灯 羨しきろ 時の瀬波に 浸る岸はも
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横井 信
ひと歳の風を感じて早朝の痩せてく月を見上げて歩く
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御宿川蝉
もみの木に 飾りもなくて 夜も更けぬ 孫の聲無き 部屋の寒さよ
12
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御宿川蝉
我思ふ ごとくに人は 思ふかは 冬の滿月 虎落笛泣く
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ななかまど
手と足の柔軟ためす寒き朝マリオネットの節おもいつつ
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うすべに
里山によせる年の瀬 青竹を伐る音聞けばこころはなやぐ
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滝川昌之
来週は残務早めに片づけて歳の市など妻と歩こう
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び わ
ぽかぽかと家内揃えた冬用のシャツ身にまとい散歩も楽し
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朝比奈
零余子なる小芋を取りて小春日に妻茹でくれし麦酒のあてに
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紫草
眠剤に頼るひと夜をギヤマンの帆舟に揺られて海ばらを行く
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橘
しょうもない私はしょうもないなりに悩みの中に今日も生きてる
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さいおん
不相見者 侘而毛有乎 舎近 所見知毛 甚為便無
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さいおん
寐不所宿 暁起尓 物見而 煙立毛 甚為便無
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さいおん
射干玉 魘去夜 千度有 暁起尓 甚為便無
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