御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
茂作
狹き庭草を毟りて泥土の 軍手を洗ひ この家に夏
16
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KEN
樹神らの 千年永らう 魂と見ゆ 疾風と雨の 後の山霧
9
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茂作
咲く花に露を殘した朝顏の なお待ちかねる夏の夕暮れ
23
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彌生
寂しくはないのだ だって海は青 空も青だし窓からは風
6
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千映2
色街の風情を残す一角にステンドグラスの名残の窓が
8
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ななかまど
傘に降る雨の重さを感じつつ遠回りして紫陽花の毱
15
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時計台
亡き母の 口ずさみせし 白秋の 薔薇の咲きたり 汝が命汲み
9
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灰色猫
校庭のさくらが少し伸びました背伸びしていたあの頃よりも
10
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蓮見ゆう
いつかまたくゆり満つ日がくるのでしょうどうかそれまでこの慈香、
1
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滝川昌之
一行の過不足もなく日々五行 鉄道員(ぽっぽや)らしい亡父の日記
14
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萱斎院
うすぎぬの干しつる山にほととぎす 花ぬぎすべす夏ぞ来にける
5
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へし切
何処までも続く浜辺の 寄する波 消へて久しきふるさとの海
15
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草木藍
黄昏に仄かな明かり灯すごと待宵草は静かに開き
9
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灰色猫
文字もなく語り部たちが継ぎゆく神話の中の八咫烏を追う
6
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横井 信
早朝の会議をひとつ終わらせてそっと踏み出す五月雨の街
11
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灰色猫
ぼさぼさと茂る芝生を刈ってゆく夏を迎える裸足のために
5
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830
街中でふと耳すます午後の一瞬派手な呑み屋の風鈴の音
2
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滝川昌之
曇る日のデニムのシャツの群青が溶け入るような雨季近き海
13
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詠み人知らず
海の声 嘆き悲しむ 波の音 幾度訪れ 叫んだことか
9
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凌霄花
仰ぎみるはるか伯耆の頂きに綿雲ひとつ夏引き寄せる
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