御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
萱斎院
かがり火を恋ひわたり入る夏虫に 知らずがほなるあきの虫の音
4
もっと見る
なりあきら
朝練が あたりを覆う 公園で ひっそりと咲く 秋萩の花
3
もっと見る
舞
なにごとか 君に告げんと夢のなか 曼珠沙華のみ色鮮やかに
6
もっと見る
茂作
ふるさとに訪ねん人も居らなくに 歸つて來るやに誘ふ山川
14
もっと見る
横井 信
踏み切りにエノコログサの揺れているまだまだ暑い長月の朝
12
もっと見る
トウジさん
さあらばせむかたなしや月夜霊の定めたりけむ中秋無月
3
もっと見る
うすべに
連れてきた去年の秋のわれもこう ここにいるよと庭のかたすみ
8
もっと見る
うすべに
透きとおりはじめた風にふうりんの 余韻を追って舞うあげはちょう
8
もっと見る
舞
ひとり酒 のみつ紐解く万葉の古き歌ひと 我も酔わせと
8
もっと見る
凌霄花
古都の香を 夏の名残りに 忍ばせて凌霄花 尚妖妖し
11
もっと見る
今でも幸ちゃん
法師蝉 移ろふ季に鳴く聞けば 去るいふことはなべて物憂し
2
もっと見る
風小僧
カーテンをわずかに開けてわが妻は「大きな月よ」と吾に告げたり
6
もっと見る
横井 信
もう秋と雲の隙間の月を見る駅のホームに鈴虫の声
9
もっと見る
うすべに
すずなりの棗のしたの雑草に あるじ不在のきりぎりす鳴く
3
もっと見る
舞
階段に息切れること 人の名のふと出でぬ時 暮れの寂しく
6
もっと見る
舞
命なり 切り株白く 温もりの 残れる跡に 雨の滴る
6
もっと見る
灰色猫
美を歌ふ希望を歌ふにべもなしかなしき歌と言はれ悲しき
7
もっと見る
横井 信
またひとつ積み上げられた本を見て秋は長いと余裕の笑顔
13
もっと見る
舞
しばらくは降れよ静かに遣らず雨 ともに濡れてぞ ひとよ過ごさん
7
もっと見る
茂作
一本の出自を知らぬ鷄頭の 花赤々と秋空に燃ゆ
12
もっと見る
[1]
<<
55
|
56
|
57
|
58
|
59
|
60
|
61
|
62
|
63
|
64
|
65
>>
[152]