恣翁のお気に入りの歌一覧
横井 信
不安げな新入社員を出迎えるビルの狭間に鶯の声
16
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夢花火
雨傘に リズミカルな 音したり 濡れないように 寄り添う二人
3
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茂作
幼きのかくれんぼする春の日の 聲のみ響く菜の花の畑
17
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千映2
寂しきは体力衰え受け入れる仕方ないかと思うこころが
8
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杜鵑草
家にこそ名残り多かれ妻のゐぬ春の都のゆかしきやなぞ
13
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兎桃
氏神に参りて戻る吾が妻が御蔭と示す早蕨の束
7
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西手心黒
裏方も締め付けられる2024形だけでは何も埋まらぬ
4
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うすべに
むらさきに霞む山の端夕月と里のほかげにうるむ菜の花
3
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笹舟
雨明けて柳を飾る露珠を 散らして遊ぶ若き春風
11
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美生子
明日へのかすかな希望胸に抱き家へと急ぐ春の夕暮
11
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仙人の弟子
頬杖で 夏日のような 空見上げ 窓開け放つ 春を探して
6
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西園寺東彦
おふくろの烹る若竹はやはらかく晝飯で知る春の訪れ
7
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へし切
やはらかな春の日差しが肩に落ち窓辺に憩ふ午後の図書館
17
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茂作
春の日はかどの酒屋の店守の あくび殺さぬながき日ぐらし
17
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笹舟
稲妻に打たれて千々に砕けたる 鏡の隅に鵺うつるやも
3
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継海
値札見て買い求めたる植木提げゆらりゆらりと帰路の春市
6
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灰色猫
春風に耐えられなくて散ってゆく桜のようなあなたとの日々
13
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舞
春色の器に盛れば変わりなき妻の夕食もまた春の色
11
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バジル
甲斐甲斐しく巣立つ息子の世話を焼く やっぱり君の歌を詠んでる
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横井 信
足止めるビルの狭間の強風に春の香りのほんのり混じる
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