御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
ななかまど
透き通る風さわやかに実をすすぐ黄金の鎌を誇る稲の穂
11
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凌霄花
時雨来て狭庭に秋を引き寄せし四季咲きの薔薇の馨り微かに
10
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舞
ベビーカー 乗るより母と手を繋ぎ歩くが嬉し ヨチヨチ語りつ
7
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なりあきら
今はもう 青葉も枯れた 桜木に 花の名残を 想う秋かな
5
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ななかまど
鮭嵐侵略したる川土手の葛波の葉を裏がえしおり
10
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横井 信
秋なのに汗が流れる真昼間のひかり溢れる棚田の稲穂
8
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うすべに
夕焼けに淡くいろづく柿の実の 頬に余韻の古寺の鐘
5
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うすべに
風見鶏 むかしの景色をなつかしむビルの隙間に海のかがやき
5
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水中あやめ
忘れ草摘むべき方はあやにくに今は頼めぬ人のみぞ知る
3
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シダ
秋風を遮る窓の硝子には宵の早きぞさやかに見ゆる
2
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舞
かえりみて風へと消える足跡の悔やむことのみ多き旅かな
9
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水仙
朝くれば初紅葉へと交じりなむ老揚羽をり夢ぞ深むる
4
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今でも幸ちゃん
ふくよかに穫れし茗荷が 妻に成る汁の椀より香しく立つ
6
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バジル
黄緑の風船葛と微風がよちよち歩きの幼を目守る
13
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恣翁
茶漬け食む老婆が一人 暮れかかる秋の一日に 淡き星見ゆ
16
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草木藍
海沿いを走れば秋の風寒し背中に微かな夕陽の温み
7
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水無月
旅先の湯かけ流せし母の背の今は恋しき染みの色さえ
5
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KEN
夕暮れに 今日の憂ひを 天に燒べれば 茜雲 風の形の 火の粉に陰り
8
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凌霄花
夜寒むきて朝にくれば蒜山の四季を絵巻に織り成す錦
9
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ななかまど
ひ弱なる幼葉の白菜植え終えてする母心 強き雨降る
10
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