行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
リクシアナ
みどり児と里に安らぐ七日月あわき雪降る揺り籠の夜
23
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サルトル
まんまるの月が浮かんだ夕方は過ぎる休みを知らせて浮かぶ
8
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サルトル
半月を背にして歩く夜の道漏れた吐息は闇に消えゆく
12
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サルトル
ヘネシーのボトル片手に川原行き街の明かりは粒の輝き
5
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サルトル
私鉄沿い踏切佇む我一人過行く電車は街を動かす
5
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サルトル
乳白の空からはらりと雪が降りわが手に触れて命終える
5
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灰色猫
指先と指先とがふれるようわたしは水と密約を結ぶ
18
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新座の迷い人
満月を 眺めて昔 忍びては 若き想いで 蘇り来る
12
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ことほぎす
幾歳も春は靜と思ひ越し 初めて知るや陽氣の怒濤
2
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ななかまど
コーヒーに一つ足したる角砂糖春の愁いが桜待ちおり
8
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西村 由佳里
一日を一つの場所で過ごしつつ数えきれない文字を打ち込む
5
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サルトル
夜桜を一人見上げて立ち止まり過去の記憶がなぜか浮かぶ
5
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聴雨
霞立つ空切り裂いてかへり来し花に春告ぐつばくらの聲
14
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河のほとり
鳥や知る園生の梅を吹き過ぎて風は行方の空に香ると
16
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夕夏
ありさんがりんかのにわのかたくりのたねもちこんではなをさかせり
12
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藤久崇
絶ゆるとも さめぬ夢らし 思い出は 閨だに霞む 春の夜半かな
17
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普徳亭大崇
坂の下 うち見上げれば 青空に 雲と見紛う 木蓮の花
5
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詠み人知らず
春風にはかまの裾をゆらしいく卒業の日のむすめがふたり
5
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つばす
一雨で道端に咲いたタンポポが空を見上げてつぼみを急かす
5
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詠み人知らず
おぼろげに稜線かすむ富士の山何を問うべし春うららに
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