行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
コタロー
櫻咲く池を悠々鯉泳ぐ龜はプカプカ浮かんでをりぬ
2
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灰色猫
我々は如何なる故に生まれたか進化途上の手のひらを見る
15
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秋日好
パンジーの透けた色味に魅せられてマルハナバチは体躯を下ろす
15
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松本直哉
沈丁の香りほのかに小夜ふけて「義に飢ゑ渇くひとはさいはひ」
2
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もみじ☆彡
逢へばまた 別れのときぞ 巡りけり 花のうつろひ こころ沁むかな
16
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藤久崇
春闌けて 八百重の花の 枝揺れば 満つ香の風に 鳥も鳴きつつ
20
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滝川昌之
我先とハイ、ハイ、元気に手を挙げてヤツデ若葉の一年生は
20
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松本直哉
関係文綾なす森をふみわけてプルースト読む学園の午後
3
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幸子
満開の桜に空気染められてひたひたになる部屋の内まで
13
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詠み人知らず
弦月を眺め思ふは郷の海 美(は)しけき無數の凍て空の星
9
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横井 信
切り株に寄り添い草は揺れている枯れてしまった桜と知らず
21
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松本直哉
ぬばたまの髪ふりほどく門のそと校則といふほだしをよそに
5
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芳立
あだ花はさびしからめやその幹に幼き子らはめぐり戯る
4
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松本直哉
幾歳月こえさりゆかば原子炉の消えなむ国ぞ今日もなゐふる
4
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灰色猫
誰がために鳴るかわからぬ祝福の鐘の音色があふれている街
17
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灰色猫
右左前も後ろも閉ざされて初めてつばさの意味を知ったの
19
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ことほぎす
天が下森羅に思ひ馳せる秋 驚き怪し神變萬化
2
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ななかまど
後ろへと後ろへと鍬いれゆけば春の匂いに土かわりゆく
16
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恣翁
混み初めし花見小路の 春の灯は 入相の靄に沈みけらしも
21
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滝川昌之
仰ぎ見る花で気づかぬ足元に俯くようなスズランの白
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