行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
対空
裏切りなど取るに足らぬ死ねば判ると嗤ひをるKに遇ふ章
4
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シュンイチ
自転車で隣の町まで行ったっけ ぼくがはじめて「おれ」と言った日
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高島津 諦
行きすぎて戻ってくる犬 おはようと呟いたのは犬にではない
3
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高島津 諦
はやくはやく、はやくなるためにかるくかるくかるくならなきゃずっと、飛ばせ!
3
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高島津 諦
唯物論は物じゃないから多分もうそこにはなんにもないんでしょうね
1
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高島津 諦
遅刻した天使を一人捕まえてニーチェの本を原語で読ませる
1
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己利善慮鬼
天蓋に鎖されて君は眠り居り僕等の夜は星を持たない
7
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煩悩
新星を発見した天文学者から預かったままのウェリントン・グラス
6
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備前 大輔
えらのごと上下に喘ぐこの胸に注ぐ夏日と熊蝉の声
6
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備前 大輔
ああ三度生業を変え身を濡らす夜雨にけぶる桜木の下
9
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備前 大輔
酒呑みの壮語は軽く暢気なり空聞きてただ皿洗いけり
10
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秋ひもの
どこまでも続く青 好きだった夏 警笛が鳴る 警笛が鳴る
7
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対空
満ち足りた手ぶらで歩く生きているかたちすべてへ頷きながら
3
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コタロー
一瞬の華に戀する僕たちは花を愛でつつ生きたる證
9
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滝川昌之
川沿いにぼんぼりの灯く花の夜は滲む水面が花誘いおり
16
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磯山武士
親と子のたわむる浜にひとり佇つまだ風寒く花つぼむころ
7
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へし切
夢のまに土手の一木に誘はれて花の下にぞ吾あゆきたり
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夕夏
かもひらいいけのみなもににわおりぬきょねんよりよっかはやいなはる
6
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松本直哉
すり鉢の底までたどるくらがりの巡礼の年ダンテを読んで
2
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コタロー
あをぞらを全て占めたる花瓣の薄紅色が搖るる櫻よ
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