御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
舞
仔犬らの雪の野原を駆け巡るごとくに駆けるサッカーの子ら
7
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茂作
すずなりの柿色を増すかどの家 主病みしと人の傳へる
12
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横井 信
暗がりに小さく虫の鳴いている秋の夜道に星をかぞえる
8
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日々草
霜月の朝の空気を飼いならす羊を編んで作ったセーター
7
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高村七子
終はるため生まれ来たるやもみじ葉はみどりなる頃より火のかたち
12
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奥月汀
首筋にちりばめられた秘めごとをタートルネックと分かちあう朝
8
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住川幸
人間と証明されたひとの背を離れ飛び立つ翼あるもの
3
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滝川昌之
掃き清めどうぞと空けた石畳 参道を今もみじ葉が逝く
17
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さいおん
木津川 路往波 數々 番之蝶 舞日此頃
8
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ななかまど
日溜まりで憩う蝶々にどれ程の時や残れる短かし秋日
15
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広葉樹
自らの体験語らず逝きし父の遺品に在りし被爆者手帳
8
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萱斎院
すべもなく雲にかくるるもちづきの みてばかならず欠くると思へば
4
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萱斎院
夜半またで山におつるや三日月の なみだ見かくす眉とも知らで
4
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舞
音もなく滴る雨はしぐれゆく人にものこそ思わせて降る
9
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詠み人知らず
音もなく枝伝い来て色の葉に雫は映えり降る秋の雨
9
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横井 信
雨に濡れ艶やかになる熟柿に十一月の風は冷たい
10
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うすべに
虫の音のすっかり絶えたお風呂場の 鏡のくもりに秋の深まり
10
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卓
寒空の 川面を伝う 秋風に 流す涙も 落ちず消えゆく
4
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日々草
久々の湯の熱つれて晩餐へ 宵の風さえ暖かく吹く
7
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詠み人知らず
溢れ咲く想い零れてみつみつと甘く囁くオスマンサスは
4
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