御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
銀杏葉はみどりきみどり照り映えてやがて零るる黄金のひかり
10
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横井 信
おもたげな冬の朝陽を陽だまりへそっと引っ張る古い機関車
8
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うすべに
冬めいて苔をいろどる散りもみじ はだかの枝を空にのこして
7
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詠み人知らず
朝の陽を受け止め居たり白雲の窪みを満たす光やはらか
9
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アガサ
柿すだれの影絵が揺れる秋日和 この静寂に平和を祈る
6
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詠み人知らず
戸惑ひてたちすくみしを笑み浮かべ名を呼びし君あの日のままに
7
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茂作
色々とあつたと今は振り返る 二人が二人になれさうな日々
13
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舞
神さびた社の庭の依り代の黄の銀杏木の高き秋空
8
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横井 信
万葉の時をたずねてゆっくりと谷を流れるもみじ葉の旅
11
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夕桐
何処とも違ふ垣根と思ひなし はかなき住まひに帰り咲く花
8
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詠み人知らず
泣き疲れ胸に抱かれ眠る児よ君はそうして充たされていく
8
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ななかまど
飴色に蜜たくわえる干し柿の熟れはじめたる小春日の顔
14
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舞
讃美歌の 漏れ聞こえ来る ひと時は 異教徒にさえ 神を思わせ
6
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KEN
後れ毛を 指に梳きつつ 子を繋ぐ 影長引かせ 暮るる小春日
10
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つばす
カラフルな落ち葉舞い散る遊歩道 柿の実映える群青の空
2
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あゆか
遠のいた過去にお別れ 息を吸うだけで未来は近づいてくる
9
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トウジさん
紅蓮なり黄色も緑も従えて創造物も炎に包む
5
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夕桐
冴えまさる雪の円窓嚴めしき 銀の香炉に椿さす君
8
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横井 信
また春に来たいと願う道端の石を拾って窓辺に飾る
14
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恣翁
埃積む音だにすらむ廃屋の 湿気帯びたる甘酸き匂ひ
14
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