千映のお気に入りの歌一覧
灰色猫
また今日も友らは夢を追うのだろう本へと逃げるぼくを残して
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名鈴
こは狩りぞ 言ひて若草 摘む君を まばゆく見遣り 恋ひ初むる野道
14
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愚と楽
寒いとき 肉まん買える人生が俺にとってはちょうどよさそう
10
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へし切
「おはよう!」と行合ふ人に 元気よく 春の陽射しに笑みがこぼれる
20
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灰色猫
微笑んで時報と話す人にあう幸せそうに愛していると
15
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へし切
お互いに遠く離れて暮らしても 孫がつなげる 親子の絆
21
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滝川昌之
珍しい酒の瓶など捨てられて集積場に名残る年越し
24
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林林
全力で拒否したいけど君からの善意の嵐に話だけ聴く
13
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灰色猫
冬大根ひいては転がる姪っ子の笑顔まぶしい新春の朝
15
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灰色猫
休息の長き短きそれぞれの正月からの出発の朝
11
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ななかまど
寒椿いそぎし吾をひき止める紅の出合いの今朝の優しさ
13
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夢士
絵馬を手に亥の年来るを数えつつ歩を進めゆく老いの坂道
14
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うすべに
冬枯れのすすきの原も凧あげの 歓声聞いてしばし華やぐ
10
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滝川昌之
劣化とは質の落ちゆくことでなく過ぎる月日を受けとめること
16
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恣翁
タクシーのバックミラーに 飾らるる 小さな松を ゆかしく見けり
13
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横井 信
父母を訪ねた後の三日目にひとり詣でる近くの社
10
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林林
長月の子の旅土産おせんべい最後の一枚無事年を越す
12
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滝川昌之
すり足で進む参道 二拍手と近づく鈴と玉砂利の音
16
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名鈴
白梅の 輝く女 生暗き 家も心も 春へ導く
12
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うすべに
野におけば雪割るものを福寿草 店に並んでどこかはにかむ
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