恣翁のお気に入りの歌一覧
仙人の弟子
穏やかな 川面に涼し 舟の澪 木陰の日射し 波にからまり
4
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うすべに
お遍路の持鈴のひびく石段に べにの彩りしゃくなげの咲く
11
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兎桃
空ぞ良き古老は野良に草を取る逸る心を鎮められぬか
2
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継海
幾分かモンシロチョウが高く舞う真直に伸びん麦の穂の上
6
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舞
花咲けど 見せたきひとは すでになく あと幾度かと 語る日懐かし
11
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うすべに
浜洗う波ほのじろく朧月 龍馬のかげに遠い舷灯
10
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横井 信
昨晩の激しい雨に洗われてやけにまぶしい春の青空
11
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継海
チューリップ子房に注ぐ春の陽は薄き香束ね我に届けん
5
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小林道憲
道の辺の垣根にのぞく紫の都忘れに春雨の降る
6
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音蔵 雅秀
草むらを 青紫で飾り立つ桔梗を醸す蔓日の花
3
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へし切
春暮れて樹々は若葉に青々と清々しきかな初夏のころ
10
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舞
乙女子のうつむく姿おくれ毛の男の子惑わすま白きうなじ
5
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茂作
山吹のましろき芯をぽんと拔き 友と遊んだふる里の川
15
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千映2
春雷に舞う花びらは驚いてそっと吾の肩縋る可愛さ
4
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KEN
春惜しむ歌の栞にと ひとひらのさくら舞ひ散り貫之に添ふ
10
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うすべに
過ぎ去った時をとどめる古家の かたづけ止める思い出ばなし
12
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兎桃
糖尿の夫に付き合い食養生小腹のすくに堪えるは難し
3
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小林道憲
哀しみの心ほぐれぬ夕暮れを帰る川辺に散る桜花
8
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ななかまど
千年の歳月という感傷を抱いて咲きたる滝桜かな
18
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うすべに
山藤のかすみのかげの新緑の 色もあらたにふるさとの山
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