ながさきのお気に入りの歌一覧
KEN
時を経て春の請戸へ帰る君 海へ旅立つ若鮭の如
14
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KEN
朝粥に菜花ちらせば春の色 厨の窓に綿雪つけど
12
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KEN
「まで」と「から」分けず吹雪くや春彼岸 隠る光にくすむ花影
13
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ななかまど
黒土に注ぐ春光やわらかし畑を起こせば蚯蚓が笑う
17
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滝川昌之
タクト置き世界の小澤は素手を振る奏者も音も抱き込むように
20
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音蔵 雅秀
口を開け 両手拡げて 風をきく この子一途に 車椅子押す
4
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へし切
春は何処 そんな呟き聞こえくる 寒の戻りの 彼岸の中日
22
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ななかまど
あたたかきココア飲まんと一万歩北風サタン何するものぞ
10
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滝川昌之
ダイヤルの黒電話には行間があり回すたび動いた心
17
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横井 信
今日はまた戻る寒さに縮こまり足踏みしてる春を呼ぶ風
12
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茂作
たらちねの母に貰ひし土鍋の 底黒ずみて我老いにけり
17
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音蔵 雅秀
君よりも先に逝く日の来ることを 思い恐れて一日の過ぐ
2
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へし切
床の間に ひと足先に花が咲く 春を装ほふ一幅の掛け軸
15
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音蔵 雅秀
白き蝶 脱皮したてか 昨日は 風の意のまま 今日は優雅に
3
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音蔵 雅秀
愛し子よ 君に生かされ 励まされ 二十余年の早や過ぎにけり
3
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へし切
自転車の歩みを止める向こう風 春のあらしにまどふ街角
14
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滝川昌之
通学のリハーサルかな背中より大きなランドセルのピカピカ
19
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ななかまど
春彼岸余寒を耐えし足腰に朝陽あびて春を歩まん
22
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恣翁
覗き込むナースの 白き花の顔 長き睫毛にうろたふるかも
17
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茂作
病む妻を喜ばせんと野の道に 咲きし菫をつみてかへりし
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