恣翁のお気に入りの歌一覧
falcon
窓辺とふ夏虫ほのか尾をひきて飛びゆく方にあはき月かげ
14
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聴雨
実をなさぬ花は一つもなしと説く土にまみれた父の横顔
17
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ふきのとう
梅雨空は泣き出しそうな雲広げ気だるさのなかなつ風そよぐ
8
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柊子
テスト前 机の前に 座るだけ夜食を作る 母よごめんね
2
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在原紀之
梅雨晴れの空の青へと滲みゆく木々の緑に夏の足音
11
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田中ましろ
行間に詰め込んだのは幸せな想いだけではないと気付いて
7
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葉月きらら☆
好きだから些細な言葉拾っては傷ついていた好きだったのに
12
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杏理
やわかなる膚の窪みに指すさび 潜む胎児の脈探らむと
8
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杏理
落椿 色褪せぬれど 屹立と 萌ゆる花芯の いと濃き匂い
6
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墓場
扉から壊れて落ちた蝶番独り見つめるその片割れを
3
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詠み人知らず
立つ鳥は跡を濁さず 歌々もみんな私が連れていくから
26
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ねずみ
たなつもの命を惠む雨降れば何故に厭ふか業なる人よ
1
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横雲
君待てど簾動かす風も無し夏の日長く戯へ恋しき
7
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詠み人知らず
優しさの 裏側にある 臆病に 君を待ち詫び 迷ふ花びら
15
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葉月きらら☆
汗ばんだ手を握り締め感じてる初夏の香りとあなたの匂い
7
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詠み人知らず
海べりで犬にしづかにほほ寄せて姉は問うなり骨の在処を
7
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狭霧
短夜を独り臥所の我を問うてくちなしの香の簾戸より入りぬ
7
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葵の助
お互いに審査しているされている 最初の食事は一次面接
2
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葵の助
永遠に君だけ好きとか本心で言ってるのよねその時点では
3
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螢子
揺れ動くこころにも似て大空を白雲はただ流れて逝けり
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