久哲のお気に入りの歌一覧
山本克夫
何気なくとっておいたケータイに次々と過去からの着信音
5
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浅草大将
夕されば雪を敷津の雲晴れて浪間に泊つる三日月の舟
5
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瀬波麻人
さよならのずっとあとにはもう胸の痛みもなしに降り続く雪
11
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田中ましろ
かほかほと靴を鳴らして走ってく 夕立はどこか君と似ている
5
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たんぽぽすずめ。
朝焼けが真白く戻す躊躇無き道へ溶ければ 誰もときめく
10
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山本克夫
黒電話のなりだす夜はどことなくあなたの声から昭和史でした
1
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じゆん
金属がすべて冷たくなる夜もシャワーの穴からお湯が出ること
13
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竹本未來
もこもこに嵩増した君抱きしめるそれだけで冬も好きになれる
12
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光源氏
誰ひとり越えむうき世の逢坂の心を隱す夜半の月影
19
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シュンイチ
桃の実もつらぬくような寒さですあなたはどこにいるのでしょうか
11
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ことり
愛されて過ぎゆくひと日の残像となりたし桜の莟ふくめば
11
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紫苑
水の環をつくれる君に吾のうちで揺れ動くもの変わらないもの
8
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浅草大将
守るべき歌の御垣は荒野にも拓かで止まじ敷島の道
9
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紫苑
キャンドルを灯せばなべて夢のごと瑠璃天井に星はひかりぬ
10
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谷川めぐむ
恋なんてしても虚しくなるだけと言っている今 いまがむなしい
7
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浅草大将
諸人がやがて負うべきとがの木に鬼火を灯す静かな聖夜
17
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庭鳥
かじかんで白く凍えるわたしの手もぞもぞ動く血が通うまで
4
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氷魚
抱えてる孤独の数だけ輝きを増す恒星の 呼気は冷たい
6
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虫武一俊
亡んだらまだよかったの全身であらゆる風を受ける樹になり
3
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田中ましろ
立ち止まる あなたに続くこの道はたぶんあなたに続いていない
10
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