御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
横井 信
春霞む星を見上げてぼんやりと生まれた街の風に吹かれる
14
もっと見る
杜鵑草
勘定は俺が払うと言う子らに甘えてみるか春風清し
15
もっと見る
しきしま
音に聞く山桜花一人占めせむとや峰に霞たなびく
12
もっと見る
うすべに
かすみたつ白藍うすく花ぐもり うすべに淡くはや散りそめる
13
もっと見る
こるちぞう
まだ眠る木々に隱れてただ獨り火花を撒ゐて山茱萸の咲く
17
もっと見る
夏深
遅かったとハタチの頃の無邪気さで元気になって待っていた君
4
もっと見る
夏深
報われぬ時を嘆くに桜吹雪祝うかのようこの身に舞うや
9
もっと見る
はなしのぶ゙
数多なる為すべきことの焦りもち暦に二重のあかまるつける
10
もっと見る
茂作
いまいちど大和ごころを愛でるかな 左近に咲くはやまざくら花
15
もっと見る
はなしのぶ゙
はつかなる風に花びら散らしめてわれが奧処を染める雛芥子
9
もっと見る
はなしのぶ゙
ひたむきに花とし咲けるこの身なら緑野に一輪の芥子でありたし
14
もっと見る
陸鳥
枯れ枝の影浮かびたる苔の庭春を知らせる柔らかな風
13
もっと見る
かのん
起きててもなにも起きない夜なのにそれでも何かひみつの深夜
12
もっと見る
茂作
止め處なく道ゆく人は外つ國の 言葉交じりて京の都は
19
もっと見る
更紗
満開の桜見上げてごまかした 溢れる涙 さよならの瞬間
11
もっと見る
千映2
いつ帰る親族よりも友の声嬉しいような寂しいような
9
もっと見る
茂作
たずぬれば石山寺にむらさきの 花は見えねどうぐひすの鳴く
19
もっと見る
萱斎院
よのなかにさくらたえなば花の闇 かくすたもとのいろも知らずや
11
もっと見る
横井 信
動き出す列車の窓の山けむるこころ細くも雨の出発
18
もっと見る
うすべに
あつい雲おおいつくして花の闇 すこし控えめひよどりの声
17
もっと見る
[1]
<<
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
>>
[152]