inosannのお気に入りの歌一覧
幸子
山に満つる花の光のあふれ出で犠牲なき世を成すにやあらむ
20
もっと見る
コタロー
寒椿女學生等の立ち話聞ゐてゐるのかくれないに咲く
12
もっと見る
横井 信
すれ違う僕の知らない思い出に視界が揺れる暖かい冬
15
もっと見る
ながさき
阿仏房 尋ねて云わく 「宝塔」とは 答へて云わく 「貴方の生命」
10
もっと見る
ななかまど
木の枝ゆ落ちる雪だけ音となる白をまといて無となる冬野
15
もっと見る
まぽりん
さし出づる影ぞさやけき星逢ひの一夜をわたる月の船かな
31
もっと見る
幸子
鮮やかな重にて明くる成田屋にあと何食を作りたかりしか
12
もっと見る
横井 信
遠くからそっと聞こえたお帰りにゆっくりほどく古いネクタイ
12
もっと見る
へし切
夕されば 冬野に揺れる枯れすすき 風のまにまに淋し 音ぞする
17
もっと見る
滝川昌之
鍵穴が墳墓の形に見えるから亡父の机の開けぬ引き出し
21
もっと見る
灰色猫
丁寧に育てたはずの冬大根今年も父に遠く及ばず
19
もっと見る
夢士
夕焼け空奥多摩の峰黒々と戻りし孫の里は暮れゆく
12
もっと見る
朔夜
新年は去年と今年の通過点晴れの日であり褻の日でもあり
4
もっと見る
新座の迷い人
妻姿 思い出しては 懐かしく 何時まで 続くこの辛さ
15
もっと見る
コタロー
赤赤と楓紅葉の星滿ちて柔和崩さぬ大佛の顏
7
もっと見る
詠み人知らず
見つけたり抗いよりも寛容と重ねる年への日々のありよう
15
もっと見る
滝川昌之
空腹で総菜売り場はご法度と妻の教えに背く爆買い
18
もっと見る
まぽりん
双葉より日蔭に咲けるあふひ草ひかりになびく花ならなくに
24
もっと見る
灰色猫
ふかふかの猫バスに乗りばらまこう病を癒やすとうもろこしを
20
もっと見る
コタロー
モンシロチョウ二頭絡まり舞ながら校舎を越えて夏空へゆく
10
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[1741]