行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
ななかまど
にわか雨止みし後には涼風が窓を通りて命うるおす
9
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つゆふみ
海も地もみんななまえを変えたなら言いあらわせる はずなどないさ
9
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つゆふみ
海も地もみんななまえを変えたなら君は立つコトバ以前の大地
4
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つちだゆういち
再会を誓わぬままに君はまた笑顔残して機上の人に
12
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ななかまど
ことごとくグースベリーに入るすじ個性だしおり指紋のごとし
4
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ななかまど
振り向けばポプラの螺子がゆるみたり十勝に風が生まれたような
5
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ななかまど
茄子胡瓜梅雨寒のもと耐えてなお畑にぎわす朝に夕にと
8
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ななかまど
格子樹のみどりのなかを風に舞うポプラがはなつ雪華の夏
9
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ななかまど
うねくねと太古の流れ釧路川くねのあたりに鹿の兄妹
8
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ななかまど
梅雨寒に深きため息空に吐くやませ吹きいる山に向かいて
9
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ななかまど
つばきの名もらいし定め夏椿おもたく散りて岩苔に音
8
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ななかまど
収穫を終えし玉ねぎ下げおれば身を太らせし根のいじけたる
9
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ななかまど
廃校の庭に咲き初む山百合の香りさらいて山峡の風
6
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ななかまど
旅たてば違う自分に逢えそうな十八きっぷ首に提げれば
8
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ななかまど
茄子の棘へたにはあると気にしつつ浮いては沈む紺あらいおり
10
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ななかまど
観覧車直径ほどの人ならぶ円周率をかけてゆるりと
5
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ななかまど
先輩の送別会のアルバムは若かりし吾に定年は無く
4
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恣翁
めっきりと肉付きぬれば 壁に映る 己が影より 目を逸らしけり
14
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恣翁
独り居の床に臥しせば 梅雨寒の雨ほど 辛きはあらざらましを
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恣翁
蝋燭の暗き火 夜風に瞬きて 百物語 佳境を迎ふ
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