詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
空き巣箱覗き来る鳥それぞれがあの子かと思う 薔薇は満開
20
もっと見る
滝川昌之
正妻と成れず待つ身の置き傘も雨期にはちょっとウキウキがある
24
もっと見る
林林
悲哀をば慈愛に変えてゆこうとすあなたの心抱く紫陽花
25
もっと見る
灰色猫
朝焼けに背中を押され歩みだすこれから何が成せるだろうか
32
もっと見る
秋日好
薔薇陰の巣箱に顔を覗かせて「えへへ」と笑う幼鳥あり
16
もっと見る
幸子
今といふ時楽しむは未来へも橋掛くことなり 子らの球弾む
11
もっと見る
詠み人知らず
捨て難き思いありせば吾もまた 今この瞬間を生きて歩まん
14
もっと見る
詠み人知らず
独りゆく山の緑さの眩しくて 溢るる涙拭いもせずに
12
もっと見る
石川順一
ペチュニアの自然に落ちた種発芽植え替えられてちょろっと咲きぬ
8
もっと見る
千映
焦っても事の進まぬ情けなさ老いをちょっぴり受け入れるかな
11
もっと見る
へし切
あぢさゐの四葩の花に露おけばなほ色まさる梅雨入りの頃
28
もっと見る
横井 信
水無月の光を受けて飛ぶ鳥に尋ねましょうか風の行方を
15
もっと見る
滝川昌之
芽の出ない朝顔の種 種だった記憶を消して土へお帰り
24
もっと見る
恣翁
蒼茫と暮れむずる夏の山路にし 白く咲きたる木天蓼の花
16
もっと見る
へし切
その漢 片手に算盤 事あれば 腕に覚えありとや 風の剣
15
もっと見る
滝川昌之
週末のバカンス組と同様に焼けてる俺の野良仕事痕
23
もっと見る
石川順一
撮影は光学的な事実ゆゑ直ぐに伝はり夕暮れを切る
15
もっと見る
コタロー
青空の大きな景に靴紐を直せば小さき花の咲きけり
11
もっと見る
滝川昌之
水田の警邏を担うカルガモ隊二羽一組の害虫捜査
27
もっと見る
へし切
世の中にキレる孤老が増えている あぶない あぶない 吾が身を思ふ
18
もっと見る
[1]
<<
149
|
150
|
151
|
152
|
153
|
154
|
155
|
156
|
157
|
158
|
159
>>
[159]