久哲のお気に入りの歌一覧
日野つみれ
前のよる降りて昇った蜘蛛がまた降りてそのまま昇らない昼
5
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日野つみれ
キスをして気づいてしまう体内にクリオネを飼う二人なのだと
15
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日野つみれ
兄さんのファラオ時代を懐かしむロールケーキをひらく詩人は
3
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山本克夫
終わらないものがあるような気がして円周率を覚え始める
7
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山本克夫
ひとごみにながされながら遡上するわたしは鮭のゆめをみている
15
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トーヤ
今日の日が幸せでありますように鈍色の間天使の梯子
2
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トーヤ
境内の憩いの場です 「囲われた部分の面積を求めよ」
1
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トーヤ
同じ空一緒にいるの午後三時西に太陽、東には月
2
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庭鳥
今更に何が出来よう真夜中の洗濯物に向かう雨粒
16
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浅草大将
時じくぞ窓打つ雨もあら玉のはるかに運ぶかすか野の香を
9
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卯月
これよりも柔らかきもの世の中にあるのだらうか愛し子の頬
7
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たんぽぽすずめ。
先走る心が満ちて枯れ枝に吐息の花を咲かせてしまふ
19
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紫苑
教はりし詩をひもときて飛燕草の蒼き夢をしおもふ図書館
8
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谷川めぐむ
なにもかも過去形になるけど「好き」は現在進行形のままです
7
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紫苑
冬霞たなびく丘の彼方より飛行機雲は天に伸びゆく
16
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悠々
ライターと煙草はピースだ忘れるなお経と墓は並みでいいから
45
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ことり
亡き人は何を祈らん静かなる一樹にそそぐゆうぐれの雪
16
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まき
もしあしたあたしがいなくなったってそしらぬ顔で世界はまわる
8
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悠々
新年の歌ひとつ詠みたいと見まわせば空の青がめでたし
15
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光源氏
いづくより吹きにし風と思ふれど散り残りたる花をめでまし
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