詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
ちお
弟が産声あげたその日から姉と言う名のライバルになる
4
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紫草
太ももに指を挟んで温める私はわたしを守ってゆける
13
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葱りんと
会釈だけ していた方と 「冷えますね」 初めて言葉を 温い交流
16
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坂の上
数年後 我は悲しむ 親の死に 祖母でも悲しき 耐えられぬ
2
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鱈井元衡
君は我が支ふべき人今我にすぐれたる者我が知らぬ奴
5
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詠み人知らず
お岩さん冥土喫茶でバイトして出すドリンクはいつも伊右衛門
12
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紫苑
言ひつのり退路をなくすしろたへの仮面のうらに視るスワスティカ
6
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はなはな
煌々とと 照る満月の光にて 心癒され浄化されゆく
17
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千映
離婚して野宿もしたと過去話すマンション暮らし寂しくないか
7
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詠み人知らず
文芸の才に溢るるきみなれば 磨き磨きてまた戻り来よ
19
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詠み人知らず
果てのない「お一人さま」は もう飽きた くしゃみ鼻水 熱も独りで
18
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び わ
髙ければそれだけ谷は深くなる謙虚にみつめ落ちないように
9
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中野美雄
暮らし来し家にて死なむと言ひ給ふ 病院のチューブに繋がれて母の
10
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秋日好
この肩に止まっておくれ今だけは心が鉛に変わる瞬間
15
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滝川昌之
足はつり薬缶の水をかけられてそれでも走る楕円球めがけて
27
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千映
一斤の食パン一度に食べたのにどこ吹く風の中二の食欲
9
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秋日好
夜の縄は妻が真顔で泣き叫ぶ朝のお風呂は償い成して
9
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秋日好
愛情は狂気と背中合わせだとつきつめていく晩秋の夜
19
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遥歌
古本に誰かが引いた赤線は今の私に大切なこと
6
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あじさば
君のひげを眉毛をなぞるオトコとはムダに毛深き不思議な生きもの
1
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