千映のお気に入りの歌一覧
灰色猫
海からの恵みを祀り生きてゆくすべての魚は神からの使者
20
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吉野 鮎
忍ばせて心抱きしむ十七夜宵待草の露ぬらす影
12
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彼岸花
抱かれても 尚々望む 夢一夜 再び火照る 時を重ねん
3
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灰色猫
紫陽花の暮れる小路を跳ねてゆく雨の匂いの京の毬歌
23
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横井 信
雨の降る午後の昼寝に目覚めれば窓の外から小鳥が誘う
14
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滝川昌之
近すぎて気づけぬものが見えた日は大事な人に感謝できる日
19
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光源氏
うつし世の流れにまかすうき影にさびしく寄する夜半の川風
12
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青き銀椀
年ふればひときは放つ光にも二つと見へし月の晩かな
12
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横井 信
吹き荒れて風は激しく鳴いていた朝にまぶしく輝く水面
13
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へし切
いりあひの音を聞き君をしのぶれば涙にかすむ君が面影
16
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彼岸花
あの夜の 狂ほしいほど 乱れ散る 一夜限りの 月下美人か
3
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横井 信
雨音の止まない夜は言うことをきかない足を抱えて眠る
16
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滝川昌之
鯵干物みそ汁温く休日の妻の朝餉に吾足るを知る
18
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へし切
美しく 花は姿にあるように 人は覚悟にこころ映えなり
19
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灰色猫
滝の音に聞こゆるほどのひぐらしの歌ぞ恋しき梅雨の便りや
26
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恣翁
重たげに 乳房躍らせ 泣きながら昇りゆく女 忘れがたしも
20
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滝川昌之
空腹で総菜売り場はご法度と妻の教えに背く爆買い
18
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滝川昌之
通り魔となったお前の不遇など手を擦る蠅の身の程もない
16
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滝川昌之
白線は引き直されて照り返すゼブラゾーンで夏へと渡れ
15
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灰色猫
長らくに耕す者もなくなりし休耕田を慰むる雨
22
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