名鈴のお気に入りの歌一覧
里香
初旅の 洗礼受けおり 猛吹雪 手袋マフラー コートにマスク
9
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ななかまど
枝の雪こらえきれずに落ちるたび軒は賑やか雪すずめ宿
15
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望月薫
リボンかけ そっと忍ばすモミの下 煌めく天使 明日待つ寝顔
8
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秋日好
空輸さえウィルス載せて検疫に足止めされるクリスマスリース
10
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音弥
降り積むも降り積もらぬも雪任せスタッドレスの出番はあるか
20
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秋日好
相次いで寡婦となりにし隣家より気付かなかった物音聞こゆ
15
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舞
冬の香に満ちた公園枯れ朽ち葉老い人の見る夢にさえ似て
13
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茂作
散り敷ける朽ち葉彼方此方蹴散らして 枝を貫き吹ける木枯らし
15
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横井 信
満月の東に昇る冷え込んだ冬の梢で百舌鳥は高なく
14
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うすべに
広がった庭の空からさす冬陽 障子にうつる小枝ふるえる
12
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さいおん
夏草 亦變若反 由原野 背子形 亦将見鴨
4
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里香
あまりにも 月がさやかで あまりにも つめたい手だった 救急外来
15
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可不可
夏よりも冬がマシとか言ふ奴ほど 冬より夏がマシとか言ひ出す
6
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水色一揆
あかぎれの足引きずりて実家めざす令和の娘 真幸くあれこそ
7
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滝川昌之
拍子木が乾いた夜の瞬きの星に合わせて火の元を視る
16
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水色一揆
愛すれば言葉哀しも狐火の揺らめき消ゆる迷い世の旅
6
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ななかまど
置いた筈はずのところがつぎつぎと時かすめとる失せ物探し
9
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恣翁
寒々と涸れたる川の網代木に 身動ぎもせで俯く鴉
17
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トウジさん
雪まとふ南天の実は灯火かな行方暗きいすすく身には
10
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桃山
飾られて降誕祭のフィルツリー常夜聖夜を問わず輝く
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