橘のお気に入りの歌一覧
名鈴
飢ゑし子に 一食なりと 供せねば 学びの実り あるべくもあらず
9
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ななかまど
こんなはずこんなはずではなかったと仰ぐ頂き六十六歳
12
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滝川昌之
隠れ蓑 枯れ葉色したツイードのジャケット雑木林に溶ける
14
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水紫
片想い相手の子からのプレゼント受験の追い風応援の歌
8
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岩本菫
本心を語ってくれる人がいて自分の価値を嬉しく思う
8
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うすべに
秋深み 采女の袖も風冷えて どこか淋しく茶畑に花
7
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萱斎院
ももづたふ石走る瀬に散り落ちて ゆくへも知らでもみぢ葉ぞ去る
6
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シラサワ
暁に焼けるビルには目もくれず手元のみ見る東京の朝
14
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滝川昌之
雨ごとに土に近づく落ち葉たち絶えた秋虫抱き込みながら
18
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うすべに
舞い落ちて涙のしずく翅にとめ 手水にゆれる金色の蝶
7
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ガビー
投げられた紙テープの束細くなり 父の漁船は港を離る
2
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名鈴
逆らひて 仇をなさむと する鬼は 海山のみに 潜むものかは
15
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さえね
仰ぐ人もすくなしといふシャンゼリゼ星の明かりを地上に落とす
10
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さいおん
近き嫗孫去ぬほどにかく曰く 来たらばうれし去ねばまたうれし
3
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うすべに
首折れて皺をかわかす蓮の実の 沈むもみじの赤を見つめる
8
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萱斎院
うつろひて昨日にあらずもゆる葉の 散りぬべしとぞ風の告げゆく
10
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萱斎院
夕暮れの露もなみだとひとつにて 枯れゆく野辺にわたる鐘の音
9
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横井 信
陽だまりでじっとしているキジバトの首をすくめる冬の朝風
16
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KEN
枯れそめし 峰のはだへを 染めにけり 今昇りくる けふの一筋
11
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名鈴
この柚こそ 汝が袖に香を 留めしか 我も抱きて 身に移さばや
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