名鈴のお気に入りの歌一覧
秋日好
徒然の小遣い稼ぎの駄文書き縁に恵まれ少し多忙に
12
もっと見る
千映2
柚子大根拍子切りでは食べられぬ夫の歯根に応じる薄さ
10
もっと見る
朝比奈
散るを見ればなべて惜しきを若き枝の花と思えば更にいたまし
21
もっと見る
きくゑ
団欒の食材つまる市場にてそわそわしてる蛸の右足
10
もっと見る
桃山
意外にも衣乾しするは冬さなか大気の乾燥甚だしとか
15
もっと見る
ひげじぃ
新しき手帖めくりて縁側の佳き日願ひつ猫の爪切る
23
もっと見る
舞
何回もふたり眺めた夕焼けの思い出語る歳の暮れかな
12
もっと見る
び わ
青空に飛行機雲が弧を描き朝日が昇り次第に溶けて
10
もっと見る
茂作
さきたまに眠る刀劍陽を浴びて 若建命いま甦る
18
もっと見る
灰色猫
はじめての雪の世界は輝いて裸足のままで駆けてしまって
12
もっと見る
灰色猫
虹色のアンモナイトが浮遊する太古の海で呼吸したよね
12
もっと見る
千映2
離れても終い弘法気にかかる雑踏の中 身を置きたくて
7
もっと見る
萱斎院
ふるさとにつもりし雪を見る人の のちにとばかり忘れはつらむ
10
もっと見る
横井 信
冷たさに一歩ためらう道草に霜の輝く休日の朝
15
もっと見る
へし切
悪知恵の働く者の多かるは 本は制度の不備にあらむや
18
もっと見る
洩矢転石
恋だった。息が白いというだけで笑ったふたり。恋をしていた。
7
もっと見る
荒野のペンギン
おん祭り 無事に終えたる 大和路に 鹿の吐く息 白く残れり
9
もっと見る
可不可
シナモンより肉桂の字が似合ふ 京名物いろどる匣
7
もっと見る
うすべに
老人の背中にあつまる冬の陽に 掃いてあつめた枯れ葉もひかる
11
もっと見る
滝川昌之
弱き陽も冬の雀を遊ばせて霜柱など昼に溶かして
19
もっと見る
[1]
<<
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
>>
[627]