リクシアナのお気に入りの歌一覧
只野ハル
遠ざかる最終列車の警笛の消えゆく先に灯はなく
5
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只野ハル
朽ちて逝き埋もれ地層になってゆくいまここにある街さえいつか
6
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只野ハル
痛む肩かばってばかりで治らずに自転車水泳痛み軽くす
3
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只野ハル
明日漕ぐルートマウスで引いてゆく自転車選べぬグーグルマップ
4
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只野ハル
喪中葉書を出したれば宛名の人の喪中葉書の返信ありて
5
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只野ハル
おかっぱの小二も健気に弦を弾くジュニアオケの第九清々し
7
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恣翁
寝付かれぬ 木枯らしの夜や 背戸に鳴く虫の音さへも 甚く衰ふ
13
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村木美月
君恋し 鳥のさえずり 秋の風 ふいに聞こえる懐かしき声
17
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松本直哉
たまきはる命はかなく「死と乙女」聴く小夜ふけてあはき菊の香
2
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只野ハル
探してる失くしたパズルのあのピース見つからないと知っているのに
7
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舞
歩み来てこのひと時は小春日の木洩れ日をゆく影とふたりし
7
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松本直哉
しぐれ降る生駒の山の峰かくれ見ねど恋しき君がまなざし
5
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紫苑
再建を見るあたはざれされどなほまだ見ぬ城へこころあづけぬ
6
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灰色猫
朝焼けが一番きれいな岬から生涯一度のファンファーレを吹く
14
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滝川昌之
二極化の歪な四季に秋は過ぐ神宮外苑 散り急く銀杏
14
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横井 信
秋枯れの枝に集まる鳥達と冬を迎えるつめたい空気
12
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へし切
秋暮れてもみぢしにける山里の錦にまさる宵の望月
20
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夢士
冬浅し煌と照る月柿落ち葉かさこそ急ぐ夕餉待つ庵
15
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滝川昌之
堰と成り雨水を止める落ち葉には潤う鳥の囀り嬉し
18
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灰色猫
ナイフとか似合いやしない君だから平和な朝のバターナイフを
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