横井 信のお気に入りの歌一覧
うすべに
新緑にかえでの羽根の紅をさす 晴れ間の青につばめさえずる
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笹舟
真夜中に幾重に張るや蜘蛛の網 恢恢たれば月を逃さず
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睡密堂
あざやかなきみどり色のずんだ餡かしわ餅からこぼれる五月
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兎桃
十六夜空澄みわたり槙の葉の雫それぞれ月宿したり
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艸介
散りてなほ三葉躑躅の薄紅は いまひとたびの花園となる
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滝川昌之
初月給もらう次男が欲しいものないかと訊くが泣けて言えない
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ななかまど
窓染める樹々の緑の濃くなりて八十八夜の別れ霜かな
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こいしかる
出したてのシャワーがひどく気持ちいい 夏がそこまで近づいている
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へし切
たんぽぽの綿毛は空に憧れぬ吹いてくれぬか行きずりの人よ
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音蔵 雅秀
時来れば 人は何処に旅立つや 逢いたき人に会えれば良いに
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恣翁
しゃがみ込み 草の香に春嗅ぎ取りて 悦に入りにし少年時代
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秋日好
もう何年サムネに使うチューリップ思い出重ねて今も咲きおり
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舞
かにかくに 祇園は知らず 石狩の 春陽揺蕩う 瀬せらぎの音
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茂作
そよの風やまぶき蝶を追ひかへし ふたたび寄れる春の晝なか
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秋日好
寂しいということだろう穀雨避け照らす夕陽も眩しいばかり
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び わ
桃色の八重桜咲き空飾り過ぎ行く春を留めおかんと
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笹舟
浮雲の跡を追うてか旅立ちぬ 綿毛見送る晴れは切なし
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灰色猫
君の夏が眩しいものであるように光の中で読む君の文
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仔柚
町中華の酢豚が好きなあの子は最中よりも職場で目が合う
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千映2
桜茶に出来ぬ重たい花びらが下向き訪問客に愛嬌
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