聴雨のお気に入りの歌一覧
bgvillea
天焦がし燃ゆれば落つる灰までもなほ地を飾る百日紅かな
11
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び わ
アイスノン首に巻き付け車のり今日も介護にこころかたむけ
10
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KEN
宵に鳴くその蜩を哀れむか榧の木末を照らす望月
22
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横井 信
縁側でトウモロコシの塩茹でをかじって笑う少年の夏
19
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KEN
月讀みの明かり木漏れて泡沫の撫子の笑み包む夜半かな
18
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舞
残滓なる吾が身を悼み追憶にひとり沈める時の水底
10
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幸子
君知らぬままに生まれしいくつもの君恋ふる歌君知らぬままで
23
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横井 信
宇宙から優しく色が抜けてゆき白く霞んで遠き山の端
15
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蔓葵
蚊遣り火の煙の末は知らねどもわれぞひましに下焦がれぬる
20
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へし切
あつき日にねがひし程は立ち昇る雲ひとむらの夕立の空
24
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舞
優しさのなかに生くもの夢いかにみ母の胸に眠る乳飲み子
13
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松本直哉
手さぐりのやみの恋路にまどふかな「鬼さんこちら」声のかすかに
9
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蔓葵
空蝉にあらぬしぐれを聞きそめてしばし休らふたまぼこの道
21
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バロンマン
宵宮に氏子が集う傍らで神輿はひっそり宮立ちを待つ
18
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夢士
竹林を渡り来る風空仰ぎ両の手広げ深呼吸する
17
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KEN
六地藏なのかばかりの命降る蝉の時雨に袈裟を濡らして
24
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詠み人知らず
あかときの清けき露を身に受けて 玻璃細工のごと 花びら透けたり
18
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詠み人知らず
プールでは夏が静かに歪んでるゴーグル越しの高い太陽
12
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ななかまど
涼風にすまし顔して朝顔は夏をもらいてするりと伸びる
13
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蔓葵
五月雨のなごりに光るあさぎりはふかき爪あと隠すともなく
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