聴雨のお気に入りの歌一覧
さいおん
遠見 三笠山者 不明 夕片設而 霧立度
15
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横井 信
煙立つ刈田に残るひこばえのみどりの揺れる晩秋の朝
15
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滝川昌之
セーターの袖で擦るがおまじない甘くなったかかじる林檎は
20
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横井 信
冬鳥の高なく声のにぎやかな秋の神社でどんぐり拾う
12
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茂作
秋の空かくまで青く澄みはてて 時雨のごとく紅葉散りくる
15
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茂作
禪室の障子に映るもみぢ葉の 影の搖らぎて風あるを知る
16
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へし切
青竹の空へ空へと迷ひなくこの君なくば吾もまたなし
16
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滝川昌之
穏やかに暮れてゆきたい人生も秋の斜陽に微睡むように
20
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杜鵑草
弓張の月に恋愛神の矢を番ひ人の心を射止めてしがな
11
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茂作
雨上がり濡れた落ち葉の寄る邊無く 石に貼り附き身じろぎもせず
15
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横井 信
オリオンの東の空に現れて家の灯りの温もりを見る
15
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ぜんまい時計
指掴む蝉を起こせば飛び立ちぬ 草も木も無き ビルの壁間に
15
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へし切
もみぢして人のにぎはふ この街も季節しもいたれば 木枯しぞ吹く
14
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杜鵑草
悔しきは避らぬ別れの折節に妻の片方に居らざりし事
10
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ななかまど
白鳥の降りたつ姿にその旅のつらきを思う翼癒せよ
17
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滝川昌之
影踏むか踏まぬくらいの距離感の老いた夫婦の冬の散歩は
16
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敦希
秋風に未だ香らず金木犀 眺めの移ろひ吾が知らぬばかり
9
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こぐまじゅんこ
かあさんの手をふりほどきさっちゃんは駆け抜けていく青い空の下
7
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さいおん
久方 徃来天道 明星 開朝毛 将全昴
12
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横井 信
雨空の真っ赤に熟れた柿の実の線路の傍にそっと張り出す
15
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