聴雨のお気に入りの歌一覧
芳立
おもかげを呼びかへしせば時ならぬ冷たき雨をうらみざらまし
15
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有為
まほろばし大和の春をうたふなるあらたまの宿雨にけぶりぬ
11
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島祝
霧に浮く島とみ山の躑躅花神代も今もにほひぬるかな
16
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でくのぼう
哀しみを殘せし群雲の泪雨ゆくあてなしの地の果てまでも
13
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悠々
きれぎれに囀り屆く高架下雨宿りして聽く鳥の戀
13
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杏子
ひたすらに 孤独なるかや 雨も また寄り添うごとの 音 優しきは
9
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芳立
蜘蛛糸の細きを八方にかけわたし海山越えて文は行き交ふ
11
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葉月きらら☆
純白のドレスを着る日近づいて私の心真っ白くなる
32
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詠み人知らず
夜も更けて鳴らない携帯傍らに足の爪など独り眺める
10
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虹雲
家毎に柿の若葉は萌え出でて因習山里昼なお深く
7
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水島寒月
水蓮の葉を束の間とふるわせて真鯉のひとつ泳ぎゆきけり
3
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水島寒月
風向かば飛び立つならん大鴉風悪しければ風待つならん
3
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杏子
同じように 心の中も 降る雨は土に沈みて 行く先 知らず
7
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芳立
暮るらむと窓見出だせば空の藍あはき朱とく春や行きなむ
7
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リンダ
鳴ることが無いに等しい携帯がうるさく呼んで愚痴に付き合う
6
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浅草大将
ながらへて命をいまぞ新たへの藤のはなぶさ軒端にぞ見る
10
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三沢左右
錆びし軒に藤のちひさく咲きたるをた折らまほしな芳しからむ
13
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浅草大将
朝ぼらけ春のみなとは出づれども浦のかすみに迷ふうき舟
18
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でくのぼう
春寂れ夕暮れしとき朱音さすきみ待つ戀は空に文せし
9
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詠み人知らず
とりどりの 「完璧」達の 棚を抜けそっと手に取る 「傷アリ」の札
4
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