捨丸のお気に入りの歌一覧
きりあ
横道にそれて失くした物ばかり綺麗に見える黄昏が有り
19
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ほたる
「歌を詠む」たった一つの共通点集う仲間に暖かき雨
18
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聴雨
遠山ははるか霞みて消え入りぬやがて落ち初む春の雨かな
14
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聴雨
枕べの面影さぐる指先に触るるものなし春の憂うつ
16
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聴雨
散り急ぐ白梅の花ひとひらと見まがふ夜半のやはらかき雪
25
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光源氏
持て余す心ひとつに風のこゑ梅一輪に月ぞ殘れる
18
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天野めぐみ
紅梅のにわかに香り花曇りうぐいす鳴きたる春の村里
14
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浅草大将
梅が枝にすがた見えねど鶯の声こそ香れわれは聞くべし
16
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庭鳥
万葉の旅に出たいと西へ行く新幹線の時刻眺める
16
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庭鳥
禁煙の話題飛び交うおじ様の胸にはいまだマルボロの箱
8
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庭鳥
仕出し屋の暦によれば節分の日に新年が訪れて春
11
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浅草大将
冬がれし心うるほす久かたの雨の夜に聞く春のおとづれ
20
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二斎
朧月庭に眺まば土かほり明けて雨こそ降ると知らまし
5
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芳立
けふ追ひし鬼もまじへて佳き酒をのむのが人に成るといふこと
17
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芳立
幸ひは春たつ川のささなみのよるべに歩むふたり老いまく
22
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浅草大将
長き夜も吹く春風に咲く菜花草に急かるは食ふもよき哉
19
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螢子
久方の陽に輝ける凪の海空の青さも冬の休日
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紫苑
麗ら日やほころび初むる梅が枝に目白は春の幸ひを告ぐ
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粕春大君
萌えいづる木の芽はる草うち映えて野辺の緑ぞ色まさりける
24
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粕春大君
春たちて況してやさわぐ雀らの豆啄きたる追儺の朝
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