芳立のお気に入りの歌一覧
桜町
鴛鴦よなれは知らずや命あれば後れ先立つつひのならひを
4
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桜町
雁がねは近江をさしてゆくものを我のみぞせく逢坂の関
3
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村上 喬
スーパーの売り場に並ぶ総菜の小分けされたるおふくろの味
20
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浅草大将
いたづらにふりし命をながむればなどか心のはる雨のそら
12
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村上 喬
なぐさめの言葉もかすれ電柱の剥がれかかった笑顔はためく
14
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桜町
冬の池の水面にあそぶ鳥はさりてひとりも月のすみにけるかな
3
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詠み人知らず
白き紗をかけつつわたれ深き夜の花なき枝に春の月かげ
15
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詠み人知らず
湯浴みして床臥す母のほのあかき土踏まずにも春や来たれる
17
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聴雨
春なかば花の出湯の温もりにほのと色へる母のやすらぎ
7
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聴雨
掌のぬくもりをもて伝へゐるともに語りし春のひと日を
8
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只野ハル
目を閉じて甘く重ねる花びらのしずく堕ちゆく交じり合いつつ
4
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桜町
月草のうつろひやすき色にあれば夜ごとに袖はすらんとぞ思ふ
2
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桜町
袖濡れぬ時はなけれどみな月の禊ぞこれとけふはこたへむ
3
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桜町
とふ人もあらぬものから寂しきに庵のしるべに結ぶ夏草
4
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桜町
けふもかも包む思ひはいはつつじ夕暮れ深き色にもえつつ
4
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桜町
蛙なく井出の里人山吹の咲くなる岸へ道しるべせよ
4
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桜町
奥山の雪の下水行く末の田の面にけふは花を浮かべて
5
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紫苑
海の辺をそぞろ歩けばうちひさす宮古上布に風のたはぶる
16
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遊糸
しめやかに花を手向ける人がいる交差点の頭上は青空
13
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遠井 海
食器棚奥で発掘されたのは秋に失踪したカブト虫
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