恣翁のお気に入りの歌一覧
今村りいこ
ピアノにて信濃の国を弾いてみる伴奏合わせ唄う子らあり
3
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今村りいこ
雨上がり清浄なる空気には口笛細く聴こえくるよう
5
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ふきのとう
歯石取る若き女性に促され観念しつつその時を待つ
9
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ふきのとう
夕風は金木犀の香り乗せ秋の到来我に告げるや
10
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月澄
寒蝉の薄透る羽根ふるはせて筑紫戀しとあきを告ぐなり
18
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悠々
留紅草去年(こぞ)にかはらぬ花の色あの地獄絵は夢まぼろしか
15
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紫草
天高く夕焼け空の鱗雲 優しき帷夕餉の頃に
7
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くりくりまろん
「誠実」の無き世を厭い嘆きつつビリー・ジョエルの声は荒ぶる
3
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詠み人知らず
プロだなと思ったんです濁音と鼻濁音とを言い分けていて
3
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さる
血のごとく彼岸花の花わが庭に色あざやかに咲きにけるかも
2
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せいか
「妻が死にもう十年になりました」 笑みを浮かべた同年の人
1
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せいか
寝息ごと隆起しているその胸に刃物突き刺す月の夜の夢
2
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詠み人知らず
君が背の 一歩後ろに 伴ひて 月影さがす 嬉し逍遥
10
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山桃
風よんでながるる蜘蛛の糸すじのうねりの見えて朝うたにあふ
10
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ケンイチ
おそらくは夏の盛りも過ぎしいま生きづく人の空は拓けて
14
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ケンイチ
奢る日のあはれをうらみ吾の運ぶ憂れひに町は雨に濡れたり
8
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一
死んでくれみたいな眼して ぼんやりと彼女は何を見ていただろう
4
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くりくりまろん
徹夜にて火照った頭鎮めんと日頃縁なき煙草を手にす
3
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晴流奏
月明かり睫毛の影は物憂げに君を縁取り疼く唇
3
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晴流奏
踏み込みがいつでも甘く遠慮してアクセルを踏むそんな人生
5
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