恣翁のお気に入りの歌一覧
風蘭
かけがえのなきものの灯が消えてなお面影を追う彼の日だまり
19
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詠み人知らず
突然の 初夏の陽射しに 誘われて はにかむような 白き 二の腕
25
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只野ハル
桜散り菜の花盛り早夏日黄砂に霞む二上の峰
7
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風蘭
公園でともに生きてた愛猫の喪にふす彼になすすべもなく
16
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ふきのとう
理不尽に命絶たれし母子らの涙の重き誰ぞ償ふ
24
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河のほとり
闇にまた月をもとめてわれ行かむただまぼろしの光と知るとも
14
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横雲
照り映えて昼の銀座の並木道人を覆ひて花水木咲く
4
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もなca
君と聞く楽の音色に魅せられて余韻にひたる帰り道の月
15
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十七
顏に微笑み咲かせ膨らむは胎に宿りし小さな蕾か
8
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光源氏
よのつねをおもへどみちにまどひたりひとなればこそひとぞこひしき
18
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みやこうまし
緑陰の水場にゆれる赤椿めじろ数羽の水浴びしたり
10
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falcon
姉さんの姿に似てると唄われしさよりならべる町の魚屋
13
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みやこうまし
山吹のたわわに咲きて風にゆれテニスコートに黄の珠も飛ぶ
11
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きたの小町
大空に 五月の鯉が 尾をくねる 小さきわれらを 励ますように
5
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想野
ふるさとをかくも離れしこの地にて淡き絆のまた一つ萌ゆ
11
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十七
東風吹きて誘ふ花の香愛しけれ今一度の生命咲かせむ
5
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紫草
朝影に搖れる鴇色八重ざくら今日姑さんに櫻餠買はむ
19
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悠々
葭切の啼きさはぎける原發の 濱に人語の絶えて久しき
12
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悠々
藁束のしがみつきをる老樹あり 波に引かれし人の形に
12
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悠々
櫻桃の紅き實を染め黒々と セシウムの雨ふりそそぐ午後
7
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