恣翁のお気に入りの歌一覧
紫苑
誰が売りし歌集なるらむ数冊を別れさせたる科をし覚ゆ
8
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うさぎ
仰向けになりて空を見上げつつ自然に還る七日目の夜
5
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もなca
夜祭りのざわめきを君と聞いている風運び来る田んぼの畦で
13
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五穀米
炎天の押しても引いても時は往き蚯蚓の死ぬ道避けながら行く
4
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詠み人知らず
苦瓜は二つに割いて腹を出し ざく切り酢醤油それだけでよい
8
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詠み人知らず
コトコトと 煮込んで 焦げて残ったものそれが多分 ホントの気持ち
3
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舞
惜しみなく日焼けの肌を晒らしつつおごりの季節夏の女神ら
8
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只野ハル
降り足りぬ夕立上がり蒸し暑く体表面で感じる湿度
4
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只野ハル
母の粗相の後始末父を引き継ぐ蒸し暑い夜の洗濯
3
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ふきのとう
暑き夜に熱き競技を観戦すわれら夫婦は声あげながら
10
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五穀米
老いを過ごす術知らぬ人数多おり花のみ愛でしわが祖父尊し
3
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詠み人知らず
熱風を意味なく追い越し駅までを 追われるように急ぐ群衆
15
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もぢずり
汝に似ると一日花のみ儚きを娯しみとなす秋日落つるに
5
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五穀米
弁当が必要な明日の外出に菓子パンを買い少し照れおる
5
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もなca
青空を指して伸びゆく朝顔の蔓でとんぼもひと休みの午後
9
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詠み人知らず
山頂に勢いのない木々がある 後日登って水をやりたい
7
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光源氏
ふりさけし君が袂ぞ思ゆらんそがひの山の月をながめて
10
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桜園
玄関に網戸とりつけよしずはり自然の風にほっと息つく
10
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紫草
久方の帰郷に和み二度寝する娘の足裏ひかり艶めく
15
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紫草
傷ついた君の瞼に唇を添わす刹那の甘い陶酔
19
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