紫苑のお気に入りの歌一覧
もなca
一日の仕事をすべてやり終えてほどいた髪のしずかな吐息
29
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只野ハル
行くがいい雨降る夜に傘を捨て私よお前の罪を悔いつつ
12
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みなま
娘の白き腕の先の梅雨空の瞬く点として揚雲雀
9
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松本直哉
生きるとは息をすることねむる子に頰をよすれば息のかそけき
12
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舞
晩酌す記憶のなかの父の背に問いてみたくも酒の苦さを
26
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只野ハル
集団的自衛権を行使して友人の腕に止まりし蚊を叩く
18
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リンダ
初めての育児で疲れし吾子なれど弱音もはかず寄り添い眠る
12
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みなま
娘の額に飾りし包み紙典雅なるアスタルテ書房ついに訪ね得ず
12
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へし切
生きゆくは涙を数ふものなれや避らぬ別れのつのる悲しび
32
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只野ハル
またひとつ田植えの済んだ田に混じり埋め立てられた一枚のあり
18
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浅草大将
よろづ葉の茂るもとゐを尋ぬればひとの心根たね一つなり
16
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へし切
名にしおふ散る時を知る栗の花 梅雨入り告ぐるか道の端に濡れ
35
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もなca
とりどりに紫陽花の咲く垣根越し傘さす子らが一列にゆく
37
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falcon
とも送るにんどう香る切り通し今日といふ日の還ることなし
8
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falcon
遠ざかる夕くれなゐの旅衣惜しむ別れの返照のそら
13
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falcon
いづかたの垣よりかよふ風の香ぞにんどう咲くをそらに知りけり
10
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松本直哉
白きのどみせつつ麦茶のみほしてみなづきをとめいのちみなぎる
12
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村上 喬
もう二度と逢うことないあなたにもほほつたう雨見えるのだろうか
26
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みなま
言いつけを忘れずいたらしぼろぼろの褄黒豹紋ひとつ戻り来
12
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松本直哉
陽炎のもえたつ坂をおりきたる日傘のひとのかひなの白き
11
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