粕春大君のお気に入りの歌一覧
へし切
浮き舟の渡る瀬の無き思ひ川身を尽くしてもひとり漕ぎ出づ
20
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聴雨
夏の果て日ごと迎ふる雷の白雨降りしき梅雨は去にけり
6
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聴雨
久方の雨に寝覚めしのこる夜の置きて忘れし夢を結ばむ
15
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浅草大将
争ひの芽をばかりぶの海みれば凌ぐ急場もやがてむかしに
12
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水中あやめ
独ゆく道にはあらじなほたどれいにしへ人の跡を慕ひて
5
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水中あやめ
吹きまさる風にまかれて寒き夜の道ゆきふりに会ふ人もなし
10
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河のほとり
鳥の声も照らす日かげものどかにてかくあらむ世の常にもがもな
10
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想野
たそがれの迫りし秋景眺むるに得しものもあり失しものもあり
8
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織羽
今しばし君の姿ぞ留め置かむ翳るばかりの行く末なれば
9
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詠み人知らず
逢いにゆく決心今だつかぬまま唇噛めば今宵満月
14
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水中あやめ
年波や我身はもとのままながら人の見る目の恨めしきかな
7
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斑鳩入鹿
温かな胸に抱かれ目覚めれば電気毛布の心地好さかな
4
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舞
雪の夜に寂しくあらばいとせめて君よ名を呼べこの吾れの名を
8
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浅草大将
心してみたみよ裁けこののちの栄え滅びにあへのみくすを
14
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己利善慮鬼
仄かなる雪も夜毎に高まりて城のかしらもいざ白みけり
3
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河のほとり
秋暮れて今年ももみぢ散りゆくよ心ゆくとは露もおぼえで
9
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河のほとり
竹さわぐ風のかよふか月晴れて霜なほ白きかげぞ冴えゆく
5
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芳立
さむき夜に靴をみがけば亡き友のなほ春さきのままにうたへる
9
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浅草大将
君思へばこと狂ほしく鳴る胸にひと夜みだるる風のまつ原
9
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芳立
御仏はくもる眼にみえずともまぶた閉づればこれにまします
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