粕春大君のお気に入りの歌一覧
香月
あらたまの星をのぞみて手を合わせ重ねる年も幸あらむやと
6
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睡魔の塊
こんこんと小雪に遇いし南天の人にも知れず玉となるなり
5
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睡魔の塊
新緑や木々は衣を着飾りて山はざわめき野は歌ふなり
6
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和竹
風誘う土の匂いの湿り気の上衣を脱いで伸びする心地
4
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天徳乃東風
風吹けば舞ひぬ流れぬ桜花吉野の里に降れる雪かも
1
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芳立
うらみもて報ゆまじとて御仏の教へは聞けどやまぬ心は
11
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浅草大将
愛しるといふなら流せひと殺すときにもせめて涙ひとすぢ
9
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河のほとり
なかなかに過ぎし心のむなしくて変はらぬ花の香こそにほへれ
14
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芳立
ふきやまぬ風には春とおぼえねど蕾はひとの声にききつつ
6
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浅草大将
敷島の大和しまねに踏む跡のしるきを知るにまたふみの道
8
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芳立
鬼打ちのさきに買ひたる豆を食むまだとなりにも春は来ぬかな
10
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河のほとり
さもなくは春とも知らぬ山里の垣根に梅の花咲きにけり
17
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浅草大将
春来ぬと聞けば色香もひさかたのあめに甘きの匂ふから梅
12
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浅草大将
荒れはてて後の千歳も梅のはな守るふるきを誰そ毀つべき
16
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芳立
むなしとて詠ひやまじなことの葉の朽ちてぞ土にみどり萌ゆべき
8
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河のほとり
吹く風に軒端の梅は香を送れ訪ふべき頃と人の知るまで
11
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水中あやめ
いかなれや共に遊びし和歌浦今は波のみうちかへりて
11
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つゆ子
成人す嬉しさはらむ山吹の振袖眺むる夜は眠れじ
6
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詠み人知らず
岩陰の一叢芒霜枯れて川霧凄き谷の夕暮れ
9
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詠み人知らず
死を悼み表現までも葬らじ地にも空にも記念碑のあり
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