粕春大君のお気に入りの歌一覧
河のほとり
さみだれに濡れてぞにほふ主知らぬ宿の垣根のあぢさゐの色
7
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小林道憲
青蛙跳ねて時折戸に入りぬ 日連ね雨の降りつづくころ
33
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芳立
忍ぶるかしばし雲間をゆく月のしづくに濡れて蒼きあぢさゐ
11
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東大寺
咲き誇る 躑躅の群れを 如何にして その香りまで 撮り込めようか
5
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宇津之宮
六月の ぽつぽつしとしと ざあざあが 秋の黄金の 穗を作るなり
2
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falcon
櫻桃の葉裏になせる陰さへも悲しいまでの空の青さよ
12
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芳立
あまづたふ日も入りゆけば夕なぎに回りやめたる風ぐるまかな
10
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紫苑
寒風にあらがうて飛ぶはやぶさを仰ぎぬ雇はれびとなる我は
9
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紫苑
ことのはを持ちえぬままによをふりし最後のばらのひそやかに落つ
12
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みなま
星や月に帰れる天人いま一度とどまりたまえ共にうたわん
12
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夏恋
山道の石垣に建つ若葉荘城に見立てる文化の王子
4
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紫苑
時おりにこゑを失ふ金糸雀の詠み継いでこそ歌のありけれ
28
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紫苑
元気てふ言ひ切りになほひとひらの雲のきざせる梅雨あさまだき
12
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浅草大将
風よなにか雲をちぎりの儚きをさもなか空のあかぬ別れに
7
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浅草大将
神やうけぬうたふ心をいのりとて花のあけぼの月の夕ぐれ
9
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まぽりん
花さそふ宴の酔ひの手枕に名残りかすめる有明の月
35
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浅草大将
夢に逢へば花をしとねの草まくら旅にかり寝の春の遠しも
11
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聴雨
まだ満ちぬ月さやかなるゆふべにも紅にほふ八重桜かな
9
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芳立
おとにきく春の花とふまむし草しぐさをみれば思ひこそせね
4
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水中あやめ
ゆくりなく桜の雲の飛び来たりて遠くの街は霞みわたりぬ
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