光源氏のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ままならぬ時の流れに降る雨の侘しきに咲く霜月の菊
24
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つばす
初めての着物姿に戸惑うも襦袢をめくるあやしさに酔う
7
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つばす
春雨に行きつ戻りつ花筏よどみの先は祇園の夜へ
9
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つちだゆういち
華やかな君と過ごしたあの春は他人の夢を見たかの如し
15
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つちだゆういち
満開に夜空彩る桜咲けど俯き歩く人波の帰路
13
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芳立
われひとり尊かりけりこのひとり育てたまふも己ならねば
4
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コタロー
春の池杭の上なる鷺一羽孤獨受け止めじつと動かず
16
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神田央子
夕光の細く翳りてゆく中に瞬き初める夕顏一つ
12
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神田央子
亡き彼は時をり我を訪れる雲雀が鳴けば初蝶現れば
12
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野吹
見上ぐれば空を流るる桜花惜しむかひなき春を送らむ
14
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野吹
あしひきの深山にひとり咲く梅を我のみ知ると鳴ける鶯
22
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野吹
夜を残す目覚めの袖の露に知る夢路に見えし昔の面影
23
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露草
苗木植う腰の痛みを紛らわせ鼻歌うたう年老いた母
16
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び わ
目が潤み「私一人で切れないの」亡母(はは)おもいつつ爪の介護す
33
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つゆふみ
世が終わり 全部終わったはずなのに桜は咲いて 生まれてくれた
11
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ななかまど
咲き初めしさくらの力にさらわれて今日の予定は予定となりぬ
9
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松本直哉
日一日日暮れのおそくなる庭の茉莉花の芽のあかくいろづく
5
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可不可
梅の花すぎにし頃に此の御代は今ひとたびぞ咲きて過ぎゆく
14
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可不可
この春は散り急がない薄紅の幕は昨日の雨も乾いて
9
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千映
故郷のエフエム放送パソコンで耳に優しき言の葉に酔う
15
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