詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
朝撒いた肥料の匂いが消えてない髪を綺麗と若者は言う
18
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あゆか
自転するたびに地球は削られる武器の消費のための戦争
15
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詠み人知らず
紫陽花の雨にうたれし軒ばたで蛙我が世を楽しみており
38
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あゆか
古畳すべてのケンカを聞いていたたたかれ役の百人一首
17
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絮谷新
文字盤に閠巧みて刻告ぐる機械仕掛けの立待月よ
25
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詠み人知らず
気がつけば裸木となりぬ沙羅双樹冬の準備も始まらぬのに
28
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林林
散り敷きし紅き椛葉この道をほのかに照らし風に舞ひ翔ぶ
25
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夢士
冬晴れの朝に見上ぐる月白し烏鳴きをり裸木の風
19
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夢士
夕暮れて川筋走る風寒し黒き流れに水鳥遊ぶ
22
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詠み人知らず
君の胸抱かれしまま眠りつき目覚めぬ朝を夢見し吾は
21
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舞
うら寒き雨にひとりの夜は更けて冷や酒沁みる吾も落葉
21
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恣翁
白き月 空を渡りて 軍場となりし沙上を 冷たく照らす
21
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詠み人知らず
500キロ離れた町の工場の 天井クレーン うなる空想
20
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あまおう
八月のカレンダーには海があり 白の水着が きみのようです
35
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詠み人知らず
ケイタイに皆うつむきて電車の中むかしと風景変わりゆきけり
14
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詠み人知らず
帰宅して三分後にはとととんと キャベツを刻み 献立を練り
27
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コーヤ
葉より葉へつたう雫は地に広ぐ奏でる音はワルツの響き
19
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舞
わたくしの構成要素のひと欠片時に意味無く胸沈ずませる
15
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秋日好
どうしても折り合えぬひと知らぬうち傷つけたひと花になぞらえ
17
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舞
夏のみを知りてや逝ける蝉の声ひたすらに鳴け命限りと
24
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