詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
紫草
チェーンソーの音が途切れて汗だくの男ら現る三時のお茶に
25
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灰色猫
この胸を貫く矢文ひらいたら今夜はカレーと愛しい文字が
24
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リンダ
三角にマッチを置いたなぞなぞが解けずに着いた執着の駅
7
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リンダ
ポケットの薄荷の飴は懐かしくエプロン姿の母は若くて
10
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秋日好
予報士の顔を立ててか雨が来る最初の雨粒受けて取り込む
19
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リンダ
病室で繰り返される既往歴、母より詳しく説明をする
7
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falcon
足もとに憂いをふくむ月草の青の沁みいる空なるこころ
14
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夢士
梅雨明けてピッチのあおや赤い靴老いを忘れて白球を蹴る
14
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灰色猫
世界には私と蝉しかいない朝ねむりへ誘う残響に落つ
19
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falcon
沢瀉はすらりと白く子供らが釣り竿持ちて駆け行く水辺
18
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夢士
遠雷の声聞き歩く昼下がりここまでおいで一雨おくれ
16
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あゆか
去年より甘く大きい実がなったブルーベリーを昇進させる
14
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あゆか
一つだけゴーヤの種の芽が出ない冬眠中か流されたのか
12
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コーヤ
陽のひかり溢れてひかる草の間に姿勢正して山百合の花
13
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灰色猫
存在をしつづける事が反乱と紡いだ人の歌を自戒に
14
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コーヤ
青々と茂る草間に顔見せる野ばらの白が眩しく光る
14
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あゆか
大木は昔の川を知っているひいじいちゃんが子供のころの
14
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恣翁
夕立ちの名残りの滴 松陰の 柔き土にぞ 沁み入りにける
25
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灰色猫
辛くても泣けないことがあるのならそれが本当の悲しみなのさ
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沙久
離任式壇上で語る君を見て涙が海に世界が青に
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