falconのお気に入りの歌一覧
只野ハル
看護士の処置の入りて病室を離れしうちに母の息絶え
18
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粕春大君
山深み散らぬさきにとたづねけり久良岐の里の花の坂道
21
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高松 蓮
次々に 見慣れた店が 閉じていく 客になること なかりけれども
3
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つちだゆういち
八年の月日は何を変えたろう数多の生死心に刻む
15
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紫苑
皆ひとの蔑みあはぬ街なれや冬のひと日を抗議に立ちぬ
9
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KEN
枯れ草に 埋もれ哀しむ 棚田にて 誰を呼ぶかは 鳴き交ふ雀
16
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つゆふみ
「事故」でなく「事件」と真の名で呼べば復興でなく再犯防止
8
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露草
福島をあまねく濡らす涙雨 あれから八年 三・一一
19
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つゆふみ
「忘れない」今日も各地でいうだろう忘れるよ明日 目覚まし鳴れば
8
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つゆふみ
復興を見せる見せるというけれど何を隠すの来年の夏
8
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詠み人知らず
ふるさとの城の歴史をひもとけば古今伝授の口伝に行きつく
5
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KEN
いにしへの 寺濡らす雨 冷たくも 春寫るにや 彌陀の瞳に
17
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只野ハル
伐り過ぎた梅にも花の咲き初めて少し寂しい満開を待つ
17
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只野ハル
昼下がりノラジョーンズ聞きながら食器を洗う身体揺らしつつ
9
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只野ハル
太陽の消えた伴星惑星を持たず彷徨う銀河を離れ
8
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只野ハル
研ぎ汁を溜めたバケツに初氷背中丸める寒の朝風
11
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紫苑
たまもかる沖縄といふ軛あり砂利ふる海にジュゴンは哭きぬ
11
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只野ハル
小春日が暮れ折り上げた袖を伸ばしてひとり飲んでるミルクティー
11
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只野ハル
擦り切れたジーンズの膝が冷たい霜月初め手を当ててみる
15
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石川順一
放置ごみ夏の名残がまだあったグランド整備のとんぼと共に
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