falconのお気に入りの歌一覧
谷村思亜
ふつふつと 歌が生まれいずるのは 静かに狂い続ける心
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舞
昨日の記憶のようになき母の語るゆく夏引き揚げの船
8
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只野ハル
コロナ禍に打てる手なくて人々はうちにこもって世界が縮む
7
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灰色猫
風を切りいつかは空を知るだろう幼いつばさ遊ばせながら
17
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名鈴
長閑なりと 思ひて年を 経るほどに 世の疾く移り おぼめき惑ふ
11
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ななかまど
ひといろに透きたる空に誘われて冬田のなかにゆらり白鳥
11
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青き銀椀
モンポウの「秘密」を聴きてわれもまた 隠したきことポロンポロンと
8
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うすべに
雑踏になつかしい曲 駅ピアノ 足止める眼の孤独をつなぐ
10
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つばす
ウィルスが暖かくなれば弱くなる なら温暖化大賛成だ
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詠み人知らず
置き去りに されては進む 私の人生 寂しくもなく 愛されもしない
7
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桜田 武
漱石の「坊っちゃん」に見る孫と婆その絆妻と孫に重ねて
6
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夕夏
ないようでありそうなことばえらびてよみかえてみるてんさくもうで
5
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詠み人知らず
下手くそな 文字のパズルを あてはめて 譲れないのは 詩人でありたい
7
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灰色猫
真っ直ぐに焼けた線路を歩みゆくつばさのように両手を広げ
14
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只野ハル
雨音に浅い眠りを醒まされて忘れてた過去ふと思い出す
15
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只野ハル
夕空を見上げて呼んだ君の名をボクの心は今ここにない
7
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松本直哉
郵便夫てわたす朝のきさらぎの合格通知のあかるき厚み
7
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トオルちゃん
初雪と午前三時の冷蔵庫 君が出てくる夢をみていた
5
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青き銀椀
ボールペン使ひ切りしをそと置きて歌も休める今朝の霧雨
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千映
便箋の二行に少し大文字で母への感謝 幸を表す
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