falconのお気に入りの歌一覧
藤久崇
くろがねに 我が血を染めし 島守の 文に返さで 何や保たむ
24
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安井シンゴ
バス停に名を刻みたる中福良橋の長さは五メートル弱
9
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只野ハル
壁に耳あり港にヒアリ ロシアの殺し屋恐ろしや なんてね
21
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紫苑
陽ざかりをコトブキへゆく賭けごとの染みたる街にそを聞きにゆく
9
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リンダ
ポケットの薄荷の飴は懐かしくエプロン姿の母は若くて
10
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只野ハル
上向かぬ症状見つつカーディガン羽織り窓外に蝉の声聞く
20
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ななかまど
山の端に入道雲がわきあがる山にこがれた若き日の空
9
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只野ハル
病院の外に出た拾度以上の温度差がじわっと迫って来る
11
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粕春大君
五月雨の雲間にもれる月影のきぬ裂きよぎるほととぎすかな
14
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浅草大将
枯らさねば花咲くこともあるべしと青人草を野に守りつつ
13
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浅草大将
いくさなき世をさへひとは争へど魂の鎮めはみな黙しつつ
13
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浅草大将
みすずかる信濃たか原たか牧に見ればうしとて世を遊ぶかも
11
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浅草大将
久方のあめの湊にかへりせばうらみに跡をなみの浮舟
9
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只野ハル
菜の花に紋白蝶二羽舞い寄れば春の第一楽章思う
18
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只野ハル
裏庭の伸び放題の草草も目には優しとそのままにする
27
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只野ハル
訳もなく気分いい日はその訳を考えないでそれを楽しむ
26
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只野ハル
公園の桜は次の春も咲くSHARPの跡のニトリの前に
16
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九條千鶴
川泳ぐ鴨のとなりを流れ行く花弁の行方を見つめる日暮れ
12
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片井俊二
通過する特急電車を待つあいだ風が連れゆくさくらはなびら
13
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コーヤ
花の香のほんわり入りくる窓越しで薄茶点てのむ至福のひと時
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